曼荼羅

今日はクリスティアン曼荼羅についての講演に連れてかされた。けっこう盛況で後ろのほうになんとか座りました。最初から「なんて楽しそうな講演!(いやみ)」と思ってたけど、ほんとに期待通り、全くわからなかった。だいたい、「シャキャムニはお釈迦様だよ」「アバロキテシバラは観音様だよ」とクリスティアンが横からこそっと教えてくれるんだけど、観音様も弥勒菩薩阿弥陀も釈迦も全部まとめてなんとなく”仏像”としか思ってない自分には、ほんとにさっぱり意味なくて、まさに馬の耳に念仏系でした。
日本にも西洋美術の研究してる人はいっぱいいるんだから、こっちの人で東洋美術の研究してる人がいておかしくないんだろうけど、でも講演したこの教授はいつからどうしてまた曼荼羅にそんな興味ができてそれで研究して食べていくほどに夢中になったそのきっかけはなんだったんだろうなあーと途中からぼーっと考えていました。たぶん私だけがあの場でぼーっとしてて、周りのドイツ人はものすごい熱心に聴いていた。