ベルリンのアイスベア

ami-berlin2007-03-06

今ベルリンで一番注目されているのが、去年12月にベルリン動物園で生まれた北極ぐまのクヌートくんで、この人気はものすごいです。新聞に載る写真はもちろんテレビでも定期的に成長ぶりを放送するようになり、「まだ誰も見たことないのにすっかりカルト的な人気のクヌートくん」とテレビのアナウンサーも紹介していました。ほんと、動物園関係の人以外、誰も本物を見たことないというのにそりゃもうすごい人気でこんなのベルリンで初めて。クヌートくんの写真があると地下鉄の中でも知らない人同士で彼の可愛さについて一緒に語り始めるし、喫茶店でクヌートくん見てたらウエイターのお兄さんも「あ、クヌート!可愛いよねえ」と反応。ベルリン市民がクヌートくんを通して一体化してる気がして、ちょっとワールドカップ以来のなんか特別な空気を感じます。しかもゴア元副大統領の映画「不都合な真実」、こないだのUNの温暖化についてのレポート、そして実際今年のこの暖冬なんかによって、温暖化=氷がなくなって大変なアイスベア=クヌートくんという図式が自分の中でできあがっていて、先日省エネ電球の売り場が幅を利かせてたIKEAで思わず普通の何倍の値段のする省エネ電球を購入しました。きっと同じようにクヌートくんを想って省エネ電球を手に取ったベルリン市民多いはず。