落とし穴

3月末にチアの大会が終わって4月上旬に大学始まる間のチャンスに、Easyjetとかで激安フライトあればとにかく一番安いところに行ってやろうと思って探してみたら、ブタペスト7ユーロっていうのがありました!出来ればまだ行った事のない南の方(ポルトガルかスペイン)が良かったけども、7ユーロっていったらベルリン市内交通一日券と一緒じゃないの(千円)、ここまで安ければ迷うこともない!と思ってブタペスト行くことにしました。ほんとはブタペストは数年前に一人旅したことがあって、特にまたすぐ行きたくなかったのだけど、その数年前にあきらめた、ブタペストからブラチスラバまでドナウ川を船で移動するっていうのを今回やればいいしと思い、乗り気のクリスティアンに後押しもされ決めました。さらに、ブラチスラバまで行けばウィーンまですぐ近いし(一時間ちょっとらしい)、ウィーンからベルリンの飛行機調べたらこれまたAirBerlinという激安飛行機会社が19ユーロだというので、ちょっとした周遊旅行を計画。すっかり楽しみになって、さっそくホテルも予約したしウィーンフィルのコンサートのチケットまで運良くとれちゃって完璧!とご機嫌だったのだけど、全てを予約して買った後、たった今気づいたのが、ブタペストからブラチスラバまでの船、運航は4月から10月までって!!でもウィーンフィルのコンサート4月1日の昼間で、その為にはどうしても3月31日までにこのドナウ上りをしなきゃいけない!えーん。。この船のりたさに旅決心したのに、コンサートのチケット買っちゃったしホテルも早く予約したほうが安いがために予約しちゃって(しかもキャンセル利かない)絶対31日に移動しなきゃいけない。電車やバス、レンタカーっていう手段はあるけど、船に乗りたかった。水門通るのとか楽しみにしてたのにー。船で入国っていうのにあこがれていたのにー。一日違い。。

ちなみに7ユーロのフライトは、手数料が12ユーロかかって(それは知っていたのだけど)、やられた!っていうのが、最後の最後、支払い方法でクレジットカードを選んだ瞬間、さらに8ユーロ値段が上がった。もともと銀行振り込みも現金も無理で、カードでしか払えないのだけど、普通のVisa,Masterでは8ユーロ増し、VisaDebitcardでは2,5ユーロ増し、VisaElectronというのを持っていれば0ユーロだそうです。そんな最新式のもの持ってないから、結局最初の7ユーロからはかけ離れた値段になりました。それでもルフトハンザで行くより安いのはわかるけど、Debitcardやらそういうハイテクについてってない人間はこれからどんどん損することになるのか、とクリスティアンと二人で怒って最後はなぜかアメリカの悪口になって終わりました。
ちょうどアメフトの試合見るのに、インターネットで直接アメリカのテレビ放送見てたら、VisaカードのCMで、どっかの店でクレジットカードでみんなが支払いしてて全てが早くスムーズに運ばれてるとこに一人現金で払う人が出てきたら、一気に今までの流れがくずれて店がうまく機能しなくなる、ってシーン。
クリスティアンもどちらかというとOldEurope的な人だから、このCMには不快感を覚えたらしく二人でVisaボイコットしてマスターカード優先しようと約束したとこでした。マスターならいいのかって話だけど。。
もう十分長いしこれ以上書くと危険なので今日はこれで終わりにしよ・アメリカの悪口言ってたけど、昨日はアメリカの一大イベントスーパーボウルを満喫。応援してたコルツが勝ったから大満足。

久しぶりベルリンフィル

フィルハーモニーに行くのは久しぶりだったので、今回はなんだかとても楽しみで私は普段はくチャンスのないスカートはいて、クリスティアンもスーツ着て張り切って出掛けました。曲はウェーバーの魔弾の射手、Hindemithにブラームス交響曲2番。指揮者はBernardHaitink。なんだか全体的に全てが正統派でした。ラトルとか小澤征司氏のような奇抜な髪型してないし、指揮の仕方も上品な堅実なかんじで、さらに客層までがお上品なお年寄り多しで、古き良きヨーロッパ、みたいなかんじでした。あんなにお爺さんお婆さん率高かったのはなんでだろう。偶然、前日同じプログラムで聞きに行ったという人も、感想が「高齢者やけに多かったね」と。
よく考えてみれば、プログラムと指揮者で自然と客層がかわるのもわからないでもないけども。知り合いのドイツ人のお年寄りで、ラトルのやることはよくわからない、と言ってる人もいたから、Haitinkみたいなお爺ちゃん指揮者はやっぱりお年寄りに人気なんだな。でもベルリンフィルのメンバーには今日初めてビオラに黒人女性が居るのを見ました。日本人をはじめ東洋人が何人か活躍しているけども、黒人の弦楽器奏者はシカゴフィルとかにはいるんだろうけど、ベルリンフィルでははじめての気がします。
そしていつもフィルハーモニーに行くと思うのが、ベルリンの街中にはあれっだけトルコ人をはじめとするアラブ系、またアジア系があふれているのに、フィルハーモニーの中入ると、急にドイツ人ばっかりプラス日本人らしき人がちらほら、になる。

SuperBowl進出をかけて

大好きだった大相撲も、貴乃花武蔵丸あたりがやめて朝青龍一人勝ちになってからは熱が冷めて最近はすっかりある意味似たとこもあるような全然違うようなアメフトに夢中になり、そのNFLの、アメリカの最大のスポーツイベントスーパーボウル進出をかけたConferenceChampionship決勝が昨晩ありました。最初のセインツ対ベアースはちょっと居眠りしたけども、明け方のコルツ対ペイトリオッツはそれはもう手に汗握る?かんじの白熱した試合で飛び跳ねて応援しました。コルツを。ずっとビハインドだったのに最後の最後でTDで逆転してとうとうManningがスーパーボウルへ!と大満足で朝5時に眠りに着きました。両チームともスーパーボウル史上初の黒人HeadCoachとのことで、今年で41回目なのだからけっこう驚きです。自分としては今年のスーパーボウル出場チームが決まったということで大ニュースと思っていたけども、ネット見てても(アメリカ以外では)他のスポーツの話題ばかりで、あーそんなものか、とちょっとしょぼんとなりました。一緒に興奮してくれる人もまわりにあまり見当たらないし。

暴風雨

今もまだ名残のすごい風がふいてるけども昨晩の暴風雨はすごかった。木はなぎ倒され、車のってても風でゆれてるのがわかって恐かったです。でもおとなしく家に帰らず映画を観ました。Babel面白かった。ブラピがおじさんになっててああ確実に年月が流れているんだなと思いました。しかしこの暴風のおかげで、去年出来たばかりのベルリン中央駅の建物から何かが飛び落ちただかで、電車が不通になり今朝大学大遅刻するはめに。PendelverkehrとSchienersatsverkehr、色々乗り継ぎやっとの思いで着いたのだけど、日本みたいに紙書いてくれないから、寝坊した人のように授業遅れて入ってかなり悔しかったです。せっかく早く起きたのに。Ersatsverkehrのバス(臨時バス?)の運転手さんは、ドイツにしてはめずらしく、怒る乗客をうまくアナウンスでなだめて、問題の中央駅通りかかった時は、「左手にご覧いただけます中央駅建物の4階部分あそこが・・」と案内してくれ「高いお金かけてつくったくせにあっさり壊れましたね」とお客と歓談しちゃって、嫌なムードだったのをやわらげてくれました。

映画の話題と首相夫人

最近になってドイツと日本で映画の公開日がかなり違うからなかなか話題が合わないことに気づきました。別に私は映画詳しくないし俳優も覚えられない人なのだけど、たぶんドイツでは映画が安くて身近な娯楽なため割とよく行くようになり、映画好きでないのによく日記に「今日映画観ました」っていうのが出てくるなと自分で思ってるところです。そして感動を分かち合いたいのに、または人に勧めたくても日本ではまだ公開されてない、とか逆に邦画は自分が観られず話についていけず、とかが多い。随分前は有頂天ホテルとかがうらやましく、今は硫黄島とか武士のなんとかとかが見たいです。いつになったら見られるかな。。逆にハリウッド系はドイツのほうが早いことが多いことが判明。こないだクリスマスの時に見たDepartedはいやいやついてかされたけど案外良くて、気持ち悪いと思っていたディカプリオも結構良かったです。これはもうすぐ日本公開らしいのでお勧めします。TheFastandtheFurious(TokyoDrift)もそういえば良かったし、Boratも是非みんな見て欲しい。。
そして今首相がベルリンに来てるみたいだけど、どこかに書いてあったように欧州メディアはあまり取り上げてなくて夫人の動向のほうがむしろ書かれてるってあったけど、それはほんとで今日のあるドイツの新聞の一面トップ写真は昭恵夫人だった。どうして彼女がうわさになるの?よっぽど首相が退屈なことしかしてないってことなのかしら。

百人一首

今日から大学始まりました。あーあ。。どこの国もお決まりなのか、こういう休暇のとき、家族揃うときというのはなぜかほのぼのとゲームしたりするみたいで、先週までよく色んなゲームをしました。一年通して家族でゲームなんてお正月しか我が家ではしないのだけど、クリスティアン家もそうでした。みんなの家もそんな感じなのでしょうか?気にしたことなかったけどちょっとアンケートとりたい気分。
私はなにやってもたいして強くないので、無理矢理百人一首をやらせ、こればかりはおお勝ちしました。へっへー。私が札取る度にクリスティアンから険しい顔で睨まれ、クリママは眠くて舟こぎ始め、日本語だめなクリパパはやることなくコーヒー作ってふるまってくれたりせこせこ横で働いてくれていたけど。誰も上の句読んでも下の句知らないから、すっごいつまんないんだけど、百枚やりとげました。CDに読んでもらって。

ニューイヤー

明けましておめでとうございます。
ドイツのお正月は、というかお正月という感覚がほとんどなく、元旦のみが休日で二日からは日常です。クリスマスのあたりがメインでたっぷりクリスマス休暇をとっているので、三が日なんていって新年も休んでいられないんだろうな。大晦日に激しく騒いでそのまま一日になだれこむので、皆疲れきっているのか、一日はほんとにひっそりしていて、ある意味日本の静かな元旦みたいなかんじもします。ただここのお正月で唯一気に入ってきたのが、ウィーンフィルニューイヤーコンサートが朝の11時に始まるところ。自分の中でニューイヤーコンサートというのは、元旦の夜のテレビの楽しい時間帯に、パパ達にチャンネルをN○Kにされてあのコンサートが始まり、(当時は)泣く泣く2階の小さいテレビの前に移動させられる、というものでした。でもドイツではたいして他に見たいテレビもないし(どうせ朝だし)、元旦の朝にゆったりとニューイヤーコンサートを聴くと、なんだかとてもすがすがしい気分になり、いいスタートをきれた気になります。昔はあんなに嫌がっていたニューイヤーコンサート、今では自分が一番張り切ってチャンネルチェックしてテレビつけて、気を良くしてワルツ踊ってる自分が居ました。ほんとに。