ブダペスト

ブタペストはドイツ人だらけでした。言葉がわからないとストレスになったりするけど、ハンガリーの人はたいていドイツ語話せて、とっても楽だった!観光名所でうろちょろしてるのはほとんどドイツ人、困ったときはドイツ人同士助け合い。場所によっては英語がなくてもドイツ語とハンガリー語で、でも考えてみれば一時オーストリアハンガリー二重帝国なんてのもあったわけだし。
約6年前に来た時から案外あまり変わっていなかった。地下鉄のチケットとか。とてもアナログで、日本ではスイカパスモとものすごいハイテクだけど、ここではシンプルに一回券から三日間フリー券と色々あってしかも切符売り場でおばさんが売っていて、切符使ったら切られるという、昔日本もそうやって駅員さんがあのハサミみたいなやつで切ってたな、そういうおもちゃのセットなんかもあったなあと思い出しました。(さすがにブタペストも切符切るのは置いてある機械にさしこんでたけど)ここにパスモみたいなのが導入されるのはまだ100年後くらいじゃないかと思いました。でもブタペストの地下鉄って大陸ヨーロッパで一番に開通したのよね。
変わってたと言えば、世界一美しいと言われているブタペスト西駅のマック、店内に中二階が出来ててそこがマックカフェになってました。

Vizemeister!!(準優勝)

3月24日ドイツチアリーディング選手権があり、なんとVizemeister!!これによって1,2位のチームは6月のデンマークでのヨーロッパ選手権にも出られることに!去年おととしと、絶対優勝して世界大会へ、欧州選手権へ、と意気込んで頑張っていたのに、わけのわかんないルールと審判にいじめられ全然優勝どころじゃない順位だったので、もう今年は順位にこだわらず自分達の最高の演技をってポリシーで挑んだら、結果は準優勝。以外でびっくりでそういえば涙も出なかったです。うれしいけど驚きのほうが大きかった。。個人的に、ラストのトンカチスタンツは成功したけどその前にひとつ思わぬDropがあったから少し悔やまれるし。でもやっぱり今は準優勝をしばらく享受しないと。まずは今晩おいしいものを食べに行こう。

トンカチスタンツ

ドイツのチア界で一番難度が高くてどのチームもやろうとするPyramidがこのLibTowerというやつです。(欧州と日本の好みに違いについては色々またあり深く語りたいところだけど)この日本人的には不安定な危険そうなスタンツ、ドイツではこれが一番点数高いということでどのチームもやりたがり、私たちも今回やるのだけど、リバティにたつのが精一杯だったのがやっと最近安定してきて今日は上でのヒールストレッチも毎回うまくいってツイストでおりるのも全回成功。皆ですごい喜んだのだけど、その大成功したあとにチームメイトがGeil!Super!Hammer!と上にあがる私のことをとにかく褒めてくれて、前に「No.1=一番」という言葉を教わって以来「Ichiban!」と時々叫ぶチームメイトたちなのだけど、今回は「Hammerて日本語でなんていうの?」と聞かれ困りました。ドイツ語で(英語でもそう言うっけ?)すごい!みたいに感激の気持ち表すのにHammer!と言い、たぶん口語だろうけど若者達だしよく使います。「日本語でもハンマーだよ」と最初ごまかしたのだけど、「いや言葉あるでしょー、知ってる?こうやって釘をうつこういう道具のことよ、これ何ていうの?日本語あるでしょ」と迫られ、なんだかあせって「と、Tonkachi」と答えてしまいました。そしたらもーみんな喜んで「Tonkachi!アミ、今のすごいトンカチだったよ!:Das war Tonkachi」と。わざわざ私の母国語に翻訳して褒めてくれるのはうれしいけど、トンカチだったと言われてなんかうれしいんだかおかしいんだか複雑でした。彼女達純粋に良かれと思って日本語にして言ってくれてるわけだから「日本語ではとんかちは道具のとんかちとしての使われ方しかなくてドイツ語のようにハンマーに二つの意味ないからどうの、、」と説明するのもなんか悪くて、「トンカチだった!」と言われても笑顔で「それは良かった。これからも頑張るね」としか言えませんでした。

ベルリンのアイスベア

ami-berlin2007-03-06

今ベルリンで一番注目されているのが、去年12月にベルリン動物園で生まれた北極ぐまのクヌートくんで、この人気はものすごいです。新聞に載る写真はもちろんテレビでも定期的に成長ぶりを放送するようになり、「まだ誰も見たことないのにすっかりカルト的な人気のクヌートくん」とテレビのアナウンサーも紹介していました。ほんと、動物園関係の人以外、誰も本物を見たことないというのにそりゃもうすごい人気でこんなのベルリンで初めて。クヌートくんの写真があると地下鉄の中でも知らない人同士で彼の可愛さについて一緒に語り始めるし、喫茶店でクヌートくん見てたらウエイターのお兄さんも「あ、クヌート!可愛いよねえ」と反応。ベルリン市民がクヌートくんを通して一体化してる気がして、ちょっとワールドカップ以来のなんか特別な空気を感じます。しかもゴア元副大統領の映画「不都合な真実」、こないだのUNの温暖化についてのレポート、そして実際今年のこの暖冬なんかによって、温暖化=氷がなくなって大変なアイスベア=クヌートくんという図式が自分の中でできあがっていて、先日省エネ電球の売り場が幅を利かせてたIKEAで思わず普通の何倍の値段のする省エネ電球を購入しました。きっと同じようにクヌートくんを想って省エネ電球を手に取ったベルリン市民多いはず。

オスカーとったあの映画

先日外国語賞でオスカーとったドイツのDas Leben der Anderen(邦題:善き人のためのソナタ)の主役の監視盗聴する大尉を演じたウルリッヒミューエさんと、実は5年前にツーショット写真撮っていたことに今日気づきました!ベルリンに来たばかりの頃、日本映画のスパイゾルゲの撮影があって、日独パーティーに出席する日本の軍人妻としてエキストラで出て、(そのシーン映画にはほとんど映ってなかったらしいけど)その時に、ドイツでまあまあ有名な俳優さんだと聞いて一応一緒に写真撮ってもらっていたのでした。その写真昔のデータから必死で探してみたら、ちゃんと一緒に写ってたー。たぶん人生で一番太ってた頃だし日本髪姿で自分は醜くてすごく嫌なんだけど、でもうれしい。スパイゾルゲはどうたったのか見てないからわからないけど、この”善き人のためのソナタ”はもーのすごく!いい映画でここ数年の中で一番感銘受けたくらいだから。その主役だった人と写真とってただなんてほんとびっくりした。写真のせたいようなのせたくないような。。
なんだか最近映画のことばっかりだけど(映画別に詳しくないくせに)、”この善き人のためのソナタ”はほんとに素晴らしいです。ネットとか見てても、みんないい!って書いてる気がします。まだ誰からも批判的な意見聞いたことがない、もともと難しいテーマだというのに。オスカーもとったし、ほんと一人でも多くの人にこれから見て欲しいなー。

曼荼羅

今日はクリスティアン曼荼羅についての講演に連れてかされた。けっこう盛況で後ろのほうになんとか座りました。最初から「なんて楽しそうな講演!(いやみ)」と思ってたけど、ほんとに期待通り、全くわからなかった。だいたい、「シャキャムニはお釈迦様だよ」「アバロキテシバラは観音様だよ」とクリスティアンが横からこそっと教えてくれるんだけど、観音様も弥勒菩薩阿弥陀も釈迦も全部まとめてなんとなく”仏像”としか思ってない自分には、ほんとにさっぱり意味なくて、まさに馬の耳に念仏系でした。
日本にも西洋美術の研究してる人はいっぱいいるんだから、こっちの人で東洋美術の研究してる人がいておかしくないんだろうけど、でも講演したこの教授はいつからどうしてまた曼荼羅にそんな興味ができてそれで研究して食べていくほどに夢中になったそのきっかけはなんだったんだろうなあーと途中からぼーっと考えていました。たぶん私だけがあの場でぼーっとしてて、周りのドイツ人はものすごい熱心に聴いていた。

ベルリナーレ

ベルリナーレ(ベルリン映画祭)が始まりました。ドイツは外国映画はたいてい吹き替えで日本と違って字幕は圧倒的に少ないです。でも映画祭ではたいていオリジナルで字幕なので、私は日本の映画を日本語で観られるからありがたくて好き。しかも今年はちょうど見たいと思ってた硫黄島からの手紙と武士の一分が出展され、渡辺謙や二宮くんとかも来るというので発売日にチケット買いに行ったけども、舞台挨拶のある回のチケットはもう売り切れでした。。ちょっと見たかった、渡辺謙。でも再上映の回の硫黄島のチケットはとれたので行ってきます。こないだ父親たちの星条旗がオリジナル英語オンリーでさっぱりわからなくてフラストレーションたまってるかんじなので日本語で見られるのがとっても楽しみ。

写真とったのは前日夜だけどもまだ赤絨毯がひかれていなかった。間に合ったのかな。